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20世紀日本の天皇と君主制

国際比較の視点から 1867~1947

編:伊藤 之雄
編:川田 稔

紙版

内容紹介

天皇を国王とする国家として出発した近代日本。その政治と制度の実態を、明治・大正・昭和の三天皇をめぐる思想などを交え再検討する。また、イギリスの立憲君主制を発達させたヴィクトリア女王や近代朝鮮の君主制と王権について、日本との比較を視野に入れて考察。日本の君主=天皇を文明史的に位置づけ、新たな議論を喚起する意欲的論考十一編。

目次

第一部=日本の君主をめぐる政治と制度(明治維新と国王…高橋秀直/伊藤博文と立憲国家の形成…瀧井一博/加藤高明とイギリスの立憲君主制…奈良岡聰智/昭和天皇と立憲君主制…伊藤之雄/戦後日本の君主制とアメリカ…井口治夫/近代日本の皇室財政…川田敬一)/第二部=日本の君主をめぐる思想(「革新右翼」の人間観と国家観…大塚健洋/平沼騏一郎の政治思想と国本社…クリストファー・W・A・スピルマン)/第三部=ヨーロッパとアジアの君主と君主制(ヴィクトリア女王の政治権力…君塚直隆/王室外交から見た日英関係…アントニー・ベスト

ISBN:9784642037624
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:346ページ
定価:8000円(本体)
発行年月日:2004年03月
発売日:2004年03月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPH