明治のキリスト教
著:高橋 昌郎
紙版
内容紹介
キリスト教は、近代の政治・社会・思想にどのような影響を与えたのか。日本が西洋化を目指した時期の、外来文化としてのキリスト教を考察する。外国人居留地での伝道から日本各地への展開、布教体制の整備、各教派の発展、戦争とキリスト教など、明治のキリスト教の実態を時代の流れにそって追究。巻末に教派ごとの動向を一覧できる詳細な年表付。
目次
Ⅰ=居留地のキリスト教/一=開国(日米修好通商条約締結/キリシタン禁制高札の撤廃)/二=居留地での伝道(横浜/長崎/箱館/神戸(兵庫)/大阪/東京築地/新潟)/Ⅱ=帝国憲法発布まで/一=学校/二=東日本における展開(東京府下での展開/東京府下のプロテスタント諸派/群馬県/千葉県/新潟県/宮城県/北海道)/三=西日本における展開(北陸・近江地方(石川県・滋賀県)/瀬戸内(岡山・今治・松山・伊予小松)/高知県)以下細目略/四=欧化主義下の展開と教派体制整備/Ⅲ=明治中期のキリスト教/一=憲法の発布と宗教界/二