〈明君〉の近世
学問・知識と藩政改革
著:小関 悠一郎
紙版
内容紹介
上杉鷹山などを例に、藩政改革の実態に迫る
目次
序章 近世日本の政治理念と改革政治/改革政治の思想と主体(竹俣当綱の読書と思想形成―学問・知識の受容と『産語』の思想―〈竹俣当綱の読書と思想形成/竹俣当綱と『産語』の思想〉以下細目略/米沢藩明和・安永改革における「仁政」論の再編過程―竹俣当綱の「地利」「国産」理念―/藩政改革と地方役人―米沢藩の郷村出役制度―/地域リーダーと学問・藩政改革―金子伝五郎の平洲学受容と民衆教化活動―/上杉治憲の思想と君主意識)/明君像の形成と展開(明君録の政治理念と伝播の担い手―上杉治憲明君像の形成と『上杉家近来政事大略』―/明君像の形成と民衆の政治意識―阿波国小松島浦船頭専助と細川重賢明君像―/明君録の編集・伝播と政治理念―『諸侯賢行録』と諸藩の改革政治―/『翹楚篇』の成立と莅戸善政の政治思想)/終章 経世理念・明君像と藩政改革