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関東の醤油と織物

18~19世紀を中心として

著:林 玲子

紙版

内容紹介

近世・近代の日本経済は江戸・東京周辺の発達に大きく左右された。庶民生活の向上を背景に、先進地産の大坂下り商品に代って、関東経済圏の生産物が成長した。その代表が醤油と織物である。東国醤油の雄である銚子の史料をもとに、市場や運送方法の変遷を追究、また庶民が製織していた関東織物の実態と、流通を支えた商人像を具体的に描き出す。

目次

第一部=関東醤油をめぐって/第一章=関東醤油の江戸進出(下館中村兵左衛門家の醤油醸造/銚子広屋儀兵衛家の醤油醸造)/第二章=江戸醤油問屋の成立過程(江戸店の開店/醤油醸造の開始と江戸店での販売/明樽販売の開始/醤油問屋への進展/送り醤油と明樽売との関係/江戸の醤油問屋)/第三章=江戸地廻り経済圏の展開と為替手形(領主関係の為替手形/醤油原料仕入にともなう為替手形/醤油販売にともなう為替手形/その他の関係による為替手形)以下細目略/第四章=銚子醤油醸造業と利根水運/第五章=銚子醤油醸造業の市場構造/第二部=

ISBN:9784642033817
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:368ページ
定価:9000円(本体)
発行年月日:2003年02月
発売日:2003年01月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TDCT