出版社を探す

日本中世禅籍の研究

著:今泉 淑夫

紙版

内容紹介

禅僧の著述は、中世禅林の修道の実際を伝えるとともに、武家社会と禅林の交流、武家の伝記史料としても利用すべきものが多い。応仁の乱前後の一山派の動向を語る書状を集めた『諸賢雑文』、室町中期詩文僧作品のアンソロジー『花上集』、室町時代京都の無名僧の読書、和泉堺の無名僧の生活などを紹介。中世禅籍世界の知られざる側面に光をあてる。

目次

序/Ⅰ=禅籍(『糟粕』について/『諸賢雑文』について/『五山仏事法語集』について/『慧日諸老法語偈頌雑録』について/『談柄』について)/Ⅱ=詩文(『花上集』について/『花上集鈔』について/?之恵鳳小考/補遺=天瑞守選について)/Ⅲ=僧と禅籍(中世における或る無名僧の読書/大安寺長寿侍者について)

ISBN:9784642028325
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:384ページ
定価:11000円(本体)
発行年月日:2004年04月
発売日:2004年04月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRFB