日本中世の政治と社会
編：中野 栄夫
紙版
内容紹介
院政期から戦国時代にいたる中世の政治社会史の諸問題を論究した注目の論集。「国家と政治」「地域と社会」「日本と周辺地域」「古文書学と史料論」をテーマに、気鋭の研究者による最新成果一六編を収録。様々な角度から政治構造論、地域社会論、史料論を展開し、蝦夷や琉球からの視点や、渤海交渉史をも視野に入れ、中世社会を捉え直す。
目次
Ⅰ＝国家と政治（保元元年新制と荘園整理…鈴木敏弘／頼宗公孫一条家の消長…塩原 浩／鎌倉幕府派遣の対朝廷使者と朝幕交渉…溝川晃司／鎌倉幕府における諸大夫について…遠山久也／長禄期の当知行・不知行…太田順三）／Ⅱ＝地域と社会（海賊とは何か…山内 譲／中世後期の山伏と東寺…三宅克広／東国における「公方―管領体制」の止揚時期再考…和氣俊行／大和田重清と文禄の社会…阿部 猛）／Ⅲ＝日本と周辺地域（寛平・延喜年間の日渤外交…浜田久美子／延久蝦夷合戦をめぐる覚書…小口雅史／琉球・中国の公的関係の始まり…孫 薇）／Ⅳ＝
