出版社を探す

東アジアの国際秩序と古代日本

著:廣瀬 憲雄

紙版

内容紹介

日本・中国・朝鮮の東アジア地域に、吐(と)蕃(ばん)・契丹(きったん)・回鶻(ウイグル)など北方・西方の勢力まで視野を広げると、いかなる国際秩序がみえてくるのか。日本の対隋唐・新羅・渤海の対外関係を、外交文書(国書)と外交儀礼(賓礼)から分析。名分関係と服属思想の検討から、文書様式の変遷と儀礼の変化を探り、東アジアの多元的な国際秩序に古代日本を位置づける。

目次

序章 古代東アジア地域対外関係の研究動向―『冊封体制』論・『東アジア世界』論と『東夷の小帝国』論を中心に―/外交文書と国際秩序(書儀と外交文書―古代東アジア地域の外交関係解明のために―/日本の対新羅・渤海名分関係の検討―『書儀』の礼式を参照して―/『東天皇』外交文書と書状―倭国と隋の名分関係―/慰労詔書・論事勅書の形式とその継受―末尾の定型句を中心に―)/外交儀礼と君臣秩序(古代倭国・日本の外交儀礼と服属思想/宰相・大臣との会見儀礼と天平六年新羅使/倭国・日本の隋使・唐使に対する外交儀礼)/北宋の外交関係と古代日本(唐後半期から北宋の外交儀礼―『対』の制度と関連して―/入宋僧成尋の朝見儀礼について―五代北宋の外交関係と僧侶―)/終章 唐宋期周辺諸勢力の外交儀礼について―『東夷の小帝国』倭国・日本の位置―

ISBN:9784642024853
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:368ページ
定価:11000円(本体)
発行年月日:2011年11月
発売日:2011年09月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ