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日本社会における仏と神

編:速水 侑

紙版

内容紹介

「中世・近世の社会と仏教」「時代における神の相貌」をテーマに、研究報告会を重ねて完成した論文十一編。教学継承や教団過去帳、政治権力と結びついた寺社修造事業・勧進活動、地域社会における伝承や入寺慣行などを考察。さらには日本仏教の展開と不可分な、各時代における神の相貌の変化の意味を明らかにし、今後の研究を深化させる新視点を提示する。

目次

はしがき…速水 侑/Ⅰ=中世・近世の社会と仏教(中世真宗高田門徒の「聖教」―真仏撰述の抄物を通して―…永村 眞/都市鎌倉の寺社修造事業…落合義明/東寺長者と文観…井野上真弓/西大寺光明真言過去帳の紹介と分析…松尾剛次/田村麻呂伝承と清水寺信仰―とくに信濃における成立時期とその背景―…牛山佳幸/下野国黒羽藩下之庄における林野管理と入寺―「山方御用日記」の記載から―…井上 攻)/Ⅱ=時代における神の相貌(垂迹思想の受容と展開―本地垂迹説の成立過程―…吉田一彦/『今昔物語集』本朝部の神について…追塩千尋/『麗気

ISBN:9784642024525
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:340ページ
定価:10000円(本体)
発行年月日:2006年09月
発売日:2006年09月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRAX