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日本古代の家族と村落

著:宮本 救

紙版

内容紹介

古代律令国家において、家族と村落はどのような存在であったのか。戸籍と計帳、造籍、律令と現実の「家」観念、嫡子制、相続、里制、階層の分化、村落の構造など、支配するための制度とその実態との相違を具体的に検証する。制度史・法制史・社会経済史の広範な分野にわたり、律令制下における家族・村落の実相を解き明かした珠玉論考の集大成。

目次

Ⅰ=律令公民支配台帳の戸籍・計帳(戸籍と計帳/遺存古代戸籍の整理復原/律令成立期の造籍について―『自庚午年至大宝二年四比之籍』―)/Ⅱ=律令制下の家族(律令制における家/日本古代家族法の一考察―相続法を中心として―/「日本古代家族法」補考―継嗣相続法について―)/Ⅲ=律令制下の村落(編成される郷里/伊場木簡と里制の成立/古代村落社会における階層分化の一考察―美濃国戸籍の分析を通して―/律令制村落社会の構造に関する諸問題―階層構成を中心として―/律令制村落社会の変貌―近江国大国郷を中心として―)/Ⅳ=大宝二年の御野国の戸籍(古代戸籍制度と御野国戸籍/御野国にみえる村落と家族)

ISBN:9784642024501
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:400ページ
定価:13000円(本体)
発行年月日:2006年09月
発売日:2006年08月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ