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古代豪族と渡来人

著:大橋 信弥

紙版

内容紹介

大陸や朝鮮半島からの人々の渡来や文化の伝播は、古代国家形成に重要な役割を果たした。大規模な渡来人集団の分布が確認される近江を中心に、渡来氏族と渡来人の実像と諸活動を解き明かす。また、大和政権とも深く関与する息(おき)長(なが)氏(し)や鹿(か)深(ふかの)臣(おみ)などの近江の古代豪族と渡来文化との関係や、志賀漢人や依(え)知(ち)秦(はた)氏(し)など渡来氏族との多様なかかわりを追究する。

目次

第一編=大和政権と近江の古代豪族(再び近江における息長氏の勢力について/息長氏と渡来文化―渡来氏族説をめぐって―/鹿深臣氏について―甲賀郡の古代―/佐々貴山君の系譜と伝承/獣帯鏡がつなぐもの―武寧王陵・三上山下古墳・綿貫観音山古墳―)/第二編=近江の渡来氏族と渡来人(近江における渡来氏族の研究―志賀漢人を中心として―/依知秦氏の形成/安吉勝氏と大友日佐氏―蒲生郡の渡来氏族とその文化―/錦部寺とその造営氏族―南滋賀廃寺試論―)/第三編=律令国家と古代豪族(信楽殿壊運所について―天平末年の石山寺造営の背景―/甲賀山作所とその川津/十里遺跡出土の天武朝木簡について/近江の律令遺跡の諸問題)

ISBN:9784642024341
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:436ページ
定価:10000円(本体)
発行年月日:2004年11月
発売日:2004年11月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ