日華文化交流史(新装版)
著:木宮 泰彦
紙版
内容紹介
古代から近世まで、およそ二千年の長きにわたる日本と中国の交流の歴史を、系統的かつ概括的に描き出した大著。膨大な史料を博覧してまとめ上げた叙述に、遣隋使・遣唐使、日中間を往来した僧侶や船舶の一覧表、通交年表を収載するなど、基礎資料としても必備。日中関係史・対外関係史研究の先駆的存在といえる名著を、解説を付して待望の新装復刊。
目次
序/漢・六朝篇(原史時代に於ける中国文化の波及/倭国と漢魏との通交)/日本と中国南朝との交渉/上古の帰化漢人と文化の流入)/隋・唐篇(遣隋使/遣唐使/遣唐使廃絶後の日唐交通/遣唐学生・学問僧と文化の移植/帰化唐人・印度人・西域人と文化の移植)/五代・北宋篇(五代に於ける日華の通交/北宋との通交)/南宋・元篇(南宋との貿易/入宋僧・帰化宋僧と文化の移植/元との貿易/帰化元僧と文化の移植/入元僧と文化の移植)/明・清篇(足利幕府と明との通交貿易(其一)(第一期勘合貿易)/足利幕府と明との通交貿易(其二)(第二期勘合貿易)/入明僧・来朝明人と文化の移植/明末に於ける日華の通交/清との貿易/来朝並びに帰化明清人と文化の移植)/附録(日華通交年表/索引)/解説…若松大祐(常葉大学外国語学部准教授)