細川家文書 地域行政編
編:熊本大学永青文庫研究センター
紙版
内容紹介
熊本藩では領国統治のため、重層的な行政組織が設けられた。郡代、惣庄屋、会所役人、村庄屋など、行政関係者それぞれの職掌を、絵図・古文書・古記録から解明する。徴税、土地管理、道・橋・用水などの普請、水防、窮民救済、農村復興などの社会の公共的な機能を担う様子と、年貢免率をめぐる百姓との交渉や紛争裁定などから地域の実情を描く。
目次
序文…細川護熙/例言/図版編(手永・惣庄屋関係図/近世前期史料/近世中後期史料)/翻刻編(近世前期史料/近世中後期史料)/解説編(近世前期史料からみる領国統治の展開…稲葉継陽/近世中後期熊本藩の地域行政関係史料…今村直樹)/収録史料目録/跋文…稲葉継陽