日本の時代史 19
蝦夷島と北方世界
編:菊池 勇夫
紙版
内容紹介
列島北部の世界では、固有の文化が育まれてきた。今日まで伝えられる個性あふれたアイヌ文化は、いかなる歴史を辿ってきたのか。北東アジアからみたエゾの社会や交易の実態を探り、近代の北海道開発や国境問題、アイヌ民族の「国民」化から、現代日本への課題を提示する。日本国、日本人という括りを問い直した、新たな日本列島史が浮かび上る。
目次
蝦夷島と北方世界…菊池勇夫
北方社会の物質文化―鉄からみた北海道島の歴史―…越田賢一郎
北東アジアから見たアイヌ…榎森 進
アイヌ女性の生活…児島恭子
アイヌの「自分稼」…谷本晃久
蝦夷島の開発と環境…菊池勇夫
日露関係のなかのアイヌ…川上 淳",アイヌ 北海道 蝦夷