日本の時代史 15
元禄の社会と文化
編:高埜 利彦
紙版
内容紹介
応仁の乱から二〇〇年を経た一七世紀後半、国内の動乱がおさまった日本と東アジア世界には平和が訪れた。四代将軍家綱、五代将軍綱吉期の幕府は、社会をどのように作り替えていったのか。また、明清文化の影響や赤穂事件、文化サロン、身分的周縁の人々など、新たな側面から社会の特質と、そこから生み出された元禄文化の背景を浮き彫りにする。
目次
元禄の社会と文化………高埜利彦/明清文化と日本社会………杉 仁/吉良上野介と赤穂事件………平井誠二/元禄文化と公家サロン………松澤克行/近世の身分集団………西田かほる/江戸の都市空間と住民………岩淵令治/江戸時代の神社制度………高埜利彦