日本の時代史 8
京・鎌倉の王権
編:五味 文彦
紙版
内容紹介
源頼朝によって樹立された鎌倉の武家政権は、承久の乱を経て京の公家政権を凌駕するまでに成長する。京・鎌倉の二つの王権の支配は列島の隅々にまで及び、さらに大陸との交渉も広がって、列島の社会に大きな変動が起こり始めた。日本の中世が形づくられる、この時代の政治・社会・文化・宗教等の動きを二つの王権という視点から描き出す。
目次
京・鎌倉の王権…………………………五味文彦
(個別テーマ)
武家政権と幕府論…………………高橋典幸
御家人と荘園公領制………………井上 聡
鎌倉仏教の特質…………………末木文美士
王権と美術―絵巻の時代を考える―…池田 忍
女たちから見た中世………………五味文彦",通史 鎌倉