日本の時代史 3
倭国から日本へ
編:森 公章
紙版
内容紹介
七世紀、対外戦争=白村江の戦、内乱=壬申の乱を契機に、律令国家が形成されてゆく激動の時代を描く。近年、七世紀の歴史のイメージは大きく変わった。飛鳥・難波・藤原の宮都、諸寺院、地方官衙等の遺跡や木簡等の発掘成果を紹介し、その具体像を示す。さらに中国・朝鮮仏教史の検討を通じ、七世紀の仏教史に関する従来の通説にも見直しを迫る。
目次
倭国から日本へ………森 公章
(個別テーマ)
Ⅰ=飛鳥の都………小澤 毅
Ⅱ=日本仏教の黎明………曽根正人
Ⅲ=難波宮発掘………古市 晃
Ⅳ=都城の誕生―藤原京―………小澤 毅
Ⅴ=寺院建築のはじまり…………島田敏男
Ⅵ=七世紀の地方社会と木簡……鐘江宏之",白村江 壬申の乱 律令 通史