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有斐閣選書 199

よくわかる民事裁判〔第3版〕

平凡吉訴訟日記

著:山本 和彦

紙版

内容紹介

ひょんなことから裁判に巻き込まれてしまった平凡吉の日記にそって,民事裁判のしくみをやさしく解説。現行民訴法制定から20年,司法制度改革から10年余り,状況が大きく変化した民事裁判の姿はいかに,そして何処に──。平凡吉,生まれ変わっての本格改訂。

目次

プロローグ──2050年:ある日記の発見〈判決前夜の平凡吉〉
1 裁判を始めるにあたって〈平凡吉,裁判所で驚く〉 2 裁判のきっかけ──紛争の発生〈藪から棒の立退き要求〉 3 調停手続〈裁判官はどこ?〉 4 処分禁止・占有移転禁止の仮処分〈平凡吉,第1撃を食らう〉 5 訴えの提起から弁護士との相談へ〈清水の舞台から飛び降りる平凡吉〉 6 証拠の収集〈平凡吉,戦いを実感する〉 7 反訴の提起〈平凡吉,反撃に打って出る〉 8 争点を整理するプロセス〈ひざ突き合わせた話し合い〉 9 弁護士との相談〈弁護士先生も楽じゃない〉 10 和解手続〈当事者の主体的な解決,それとも裁判所による押し付け?〉 11 証人尋問〈真実発見のための切り札,それともガス抜きのための儀式?〉 12 判決合議〈裁判官の決断と転勤──3月に判決が多いのはどうして?〉 13 判決の言渡し〈正義はついに勝つ……かな?〉 14 上訴〈第2ラウンドのゴングは鳴るか?〉 15 強制執行〈紙の上の権利から目に見えるお金に〉
エピローグ──司法改革と21世紀の民事裁判

著者略歴

著:山本 和彦
一橋大学教授

ISBN:9784641281431
出版社:有斐閣
判型:4-6
ページ数:272ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2018年11月
発売日:2018年11月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LNAA