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単行本

ことわざと心理学

人の行動と心を科学する

著:今田 寬*

紙版

内容紹介

目は本当に口ほどに物を言う? 笑う門には福来たる? 親が無くても本当に子は育つ? ことわざに表れた人の心を題材に,心理学ではどういう実証研究がなされてきているのか,そこから何が言えるのかを,噛みくだいて解説する。基礎演習など初年次教育にどうぞ。

目次

序 心理学の概観
第1講 幽霊の正体見たり枯れ尾花─知覚の歪みはなぜ起きるのか?[感覚・知覚①]
第2講 目は口ほどに物を言う─目だけでどれほど意思は伝わるのか?[感覚・知覚②]
第3講 親は無くとも子は育つ─子の成長にとっての親の意味は?[発達]
第4講 急いては事を仕損ずる─目先の誘惑に負けないためには?[動機と行動]
第5講 地震雷火事親父─先が読めないことはどれほど不安か?[ストレス・健康①]
第6講 備え有れば憂い無し─準備はどれほどストレスを和らげるか?[ストレス・健康②]
第7講 泣く子と地頭には勝てぬ/病は気から─あきらめるとあきらめないでは大違い? 
[ストレス・健康③]
第8講 笑う門には福来る─笑いは人を幸せにするのか?[ストレス・健康④]
第9講 赤信号皆で渡れば怖くない─人は群れると無責任になるのか?[社会①]
第10講 知らぬ顔の半兵衛─なぜ周囲に人がいると知らん顔をするのか?[社会②]

著者略歴

著:今田 寬*
関西学院大学名誉教授

ISBN:9784641174122
出版社:有斐閣
判型:4-6
ページ数:264ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2015年08月
発売日:2015年08月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VSP