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クルト・ゲーデル

史上最もスキャンダラスな定理を証明した男

原案:スティーブン・ブディアンスキー
訳:渡会 圭子

紙版

内容紹介

「どんな数学的体系にも、永遠にたどり着けない数学的真実がある」

のちに数学、哲学、コンピュータ科学を震撼させることになるこの「不完全性定理」を証明したのは、当時弱冠24歳のオーストリア生まれの天才、クルト・ゲーデルだった。

彼はどのような幼少期を過ごし、いかにしてこの偉大な定理を証明したのか? そしてなぜ、後年は偏執症にかかるに至ったのか?
アインシュタインをして「アリストテレス以来の最高の論理学者」と言わしめ、フォン・ノイマンを陶酔させた天才の生涯を、プリンストン高等研究所全面協力のもと掲載された、多数の未公表写真とともに綴る。不完全性定理の簡潔な証明も収録。

[原著]Journey to the Edge of Reason: The Life of Kurt Gödel (W. W. Norton & Company, 2021)

目次

第1章 帝国の夢
第2章 真のウィーン人はブリュン出身
第3章 ウィーン、一九二四年
第4章 宙に浮く
第5章 決定不可能な真実
第6章 学者のパラダイス
第7章 帝国からの逃亡
第8章 新世界
第9章 プラトンの影
第10章 世界が合理的につくられていたら
付録 ゲーデルの証明

ISBN:9784627082618
出版社:森北出版
判型:4-6
ページ数:416ページ
定価:2700円(本体)
発行年月日:2023年02月
発売日:2023年02月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PB