スピン幾何学
スピノール場の数学
著:本間 泰史
紙版
内容紹介
スピン幾何学は微分幾何学の一分野であり,リーマン幾何学だけでは見えなかった新しい幾何学を与えてくれる.大域解析学や表現論そして理論物理学との関係も深く,現代数学で不可欠な分野となっている.
本書はスピン幾何学の基礎と,他のさまざまな幾何学との関わりを解説した入門書である.前半では,手を動かしながら直感力が働くような方法で,微分幾何学の基本事項などスピン幾何学に必要な概念を解説する.後半では,指数定理から分類定理までを学ぶ.本書を読むことで,スピン幾何学を軸にして,微分幾何学の道具の使い方を理解することもできる.
目次
第1章 クリフォード代数
第2章 スピノール表現
第3章 ベクトル束とスピン構造
第4章 接続と共変微分
第5章 ディラック作用素
第6章 幾何学で現れるディラック作用素とその応用
第7章 いろいろなスピノール
第8章 分類定理
ISBN:9784627077614
。出版社:森北出版
。判型:菊判
。ページ数:256ページ
。定価:4500円(本体)
。発行年月日:2016年11月
。発売日:2016年11月18日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PBM。