逸脱と傾斜
著:塚本 康彦
紙版
内容紹介
著者が「己が余算」として自選したエッセイ集である本書には、河上肇、岸田劉生、金子光晴についての論考をはじめ、少年時代の思い出や日々の雑感をつづった文章まで幅広く収録されている。歌舞伎に精通する著者の歌舞伎の見得にも見まがう独特な語り口から日本文学への愛情がにじむ一冊。
目次
I
河上肇──『自叙伝』に即して
木村荘太──人と作品
藤沢清造──人と作品
岸田劉生──人と文業
金子光晴──放浪三部作に即して
II
蘆花と漱石
『歌行燈』における錯誤
『断腸亭日乗』における「ラヂオ」
啄木の「友がみなわれよりえらく……」
『細雪』
憂愁の青春──田宮虎彦の小説
『宴のあと』
わが青春の読書
文章について
III
集団疎開私記
食気について
痔疾について
いわゆるセクハラについて
私にとってのフランス語
「雨宮さん」と「勾践」
後記
目次
目次
I
河上肇──『自叙伝』に即して
木村荘太──人と作品
藤沢清造──人と作品
岸田劉生──人と文業
金子光晴──放浪三部作に即して
II
蘆花と漱石
『歌行燈』における錯誤
『断腸亭日乗』における「ラヂオ」
啄木の「友がみなわれよりえらく……」
『細雪』
憂愁の青春──田宮虎彦の小説
『宴のあと』
わが青春の読書
文章について
III
集団疎開私記
食気について
痔疾について
いわゆるセクハラについて
私にとってのフランス語
「雨宮さん」と「勾践」
後記