海球小説
次世代の発達障害論
著:横道 誠
解説:村中 直人
紙版
内容紹介
ASD・ADHD当事者の大学教員 横道誠 × ニューロダイバーシティ推進の第一人者 村中直人
「なんとなく周囲に溶けこめない」少年を描く物語とその解説を交互に読み進める
まったく新しいスタイルの発達障害本!
誰もが生きづらさを抱えにくい社会へ、私たちはたどりつくことができるだろうか。
リアルで異質な、心ざわめく発達障害論。
――
朦朧とした感覚の底から、悲しいような気持ちと安心するような気持ちとが複雑に混じりあいながら、込みあげてくる。
ミノルがいま悲しいのは、じぶんがずっと苦しんできたことは、生まれつきの障害のせいなのだとわかって、どれだけ努力しても根本的に解決できないと宣告されたからだ。
ミノルがいま安心しているのは、じぶんが苦しんできたのは、じぶんがダメな人間だからじゃなくて、ほかの子たちみたいに努力できないからじゃなくて、すべて障害のせいだったとわかったからだ。
――本文(横道)より
目次
Ⅰ
解説①
Ⅱ
解説②
Ⅲ
解説③
Ⅳ
解説④
Ⅴ
あとがきに代えて
ISBN:9784623096992
。出版社:ミネルヴァ書房
。判型:4-6
。ページ数:226ページ
。定価:2000円(本体)
。発行年月日:2024年01月
。発売日:2024年01月23日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNS。