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海球小説

次世代の発達障害論

著:横道 誠
解説:村中 直人

紙版

内容紹介

ASD・ADHD当事者の大学教員 横道誠 × ニューロダイバーシティ推進の第一人者 村中直人

「なんとなく周囲に溶けこめない」少年を描く物語とその解説を交互に読み進める
まったく新しいスタイルの発達障害本!

誰もが生きづらさを抱えにくい社会へ、私たちはたどりつくことができるだろうか。
リアルで異質な、心ざわめく発達障害論。


――
朦朧とした感覚の底から、悲しいような気持ちと安心するような気持ちとが複雑に混じりあいながら、込みあげてくる。
ミノルがいま悲しいのは、じぶんがずっと苦しんできたことは、生まれつきの障害のせいなのだとわかって、どれだけ努力しても根本的に解決できないと宣告されたからだ。
ミノルがいま安心しているのは、じぶんが苦しんできたのは、じぶんがダメな人間だからじゃなくて、ほかの子たちみたいに努力できないからじゃなくて、すべて障害のせいだったとわかったからだ。
――本文(横道)より

目次


解説①

解説②

解説③

解説④

あとがきに代えて

著者略歴

著:横道 誠
2023年10月現在
京都府立大学文学部准教授
解説:村中 直人
2023年10月現在
臨床心理士、公認心理師
一般社団法人子ども・青少年育成支援協会代表理事
Neurodiversity at Work 株式会社代表取締役

ISBN:9784623096992
出版社:ミネルヴァ書房
判型:4-6
ページ数:226ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2024年01月
発売日:2024年01月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNS