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マクロ経済学入門

第2版

著:麻生 良文

紙版

内容紹介

 2009年の刊行以来、大学生をはじめ、経済学をもう一度学びたい社会人に親しまれてきた旧版をアップデート。
実質GDPやGDPデフレータについて、現在採用されている推計方法(連鎖方式)を詳しく紹介するほか、近年の金融政策を丁寧に紹介するとともに、財政赤字についても、これまでの議論を遡って解説する。古典派モデルを読み解きながら、ケインジアンとの対比をより明快に進める待望の第2版。

目次

はしがき


 第Ⅰ部 経済学入門

第1章 経済学の基礎
 1.1 はじめに
 1.2 ケインズ経済学と古典派
 1.3 経済学の特徴
 1.4 経済学の応用分野
 1.5 経済学の基礎概念

第2章マクロ経済学の基礎
 2.1 はじめに
 2.2 マクロ経済の循環
 2.3 重要なマクロ変数


 第Ⅱ部 古典派モデル

第3章 基本モデル
 3.1 はじめに
 3.2 基本モデル
 3.3 政策の効果

第4章 拡張モデル
 4.1 はじめに
 4.2 恒常所得仮説
 4.3 異時点間の代替

第5章 開放経済モデル
 5.1 はじめに
 5.2 開放経済モデル
 5.3 小国開放経済モデル
 5.4 所得変動の効果
 5.5 財政政策の効果

第6章 物価水準の決定
 6.1 はじめに
 6.2 貨幣の役割
 6.3 貨幣数量説
 6.4 名目利子率の決定
 6.5 貨幣の尺度
 6.6 貨幣供給


 第Ⅲ部 ケインジアン・モデル
第7章 所得・支出モデル
 7.1 はじめに-ケインジアンと古典派
 7.2 所得・支出モデル
 7.3 乗数効果
 7.4 所得・支出モデルの拡張

第8章  IS-LMモデル
 8.1 はじめに
 8.2 IS曲線
 8.3 LM曲線
 8.4 IS-LMモデル

第9章 開放経済モデル
 9.1 はじめに
 9.2 為替レート
 9.3 為替レートとIS曲線
 9.4 マンデル=フレミング・モデル
 9.5 財政政策・金融政策の効果
 9.6 固定相場制度のもとでの財政・金融政策

第10章 AD-ASモデル
 10.1 はじめに
 10.2 ケインジアンモデルにおける物価水準の決定
 10.3 AD曲線
 10.4 AS曲線
 10.5 AD-ASモデル
 10.6 インフレーション・デフレーションのコスト


第Ⅳ部 異時点間の資源配分

第11章 消費関数・投資関数
 11.1 はじめに
 11.2 消費関数
 11.3 投資関数

第12章 財政赤字
 12.1 はじめに
 12.2 政府の予算制約
 12.3 財政赤字の効果
 12.4 課税平準化
 12.5 政府支出の効果
 12.6 財政赤字の測定

第13章 経済成長
 13.1 はじめに
 13.2 新古典派成長モデル
 13.3 最適な貯蓄率
 13.4 動学的非効率性
 13.5 技術進歩
 13.6 成長の源泉
 13.7 政策的インプリケーション


付録A 無限級数の和
付録B 学習ガイド
参考文献
索 引

著者略歴

著:麻生 良文
*2021年5月現在 慶應義塾大学法学部教授

ISBN:9784623091843
出版社:ミネルヴァ書房
判型:A5
ページ数:348ページ
定価:3500円(本体)
発行年月日:2021年05月
発売日:2021年05月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCA