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発達

発達164:ウィズコロナ×保育・教育の多事争論

紙版

内容紹介

今般の新型コロナウイルス感染拡大により、保育・教育をめぐって、これまで深く考えようとせずに見過ごしてきた・深く議論してこなかった問題が浮かび上がってきました。ウィズコロナでみえてきたこれらの問題は、ビフォーコロナの問題でもあります。いまあらためて向き合い、アフターコロナのあり方を考える特集。

目次

【特集】
巻頭言Ⅰ コロナと保育のポリフォニー(青山 誠)
巻頭言Ⅱ 飛べない蠅(溝口義朗)

Ⅰ みえてきた保育・教育をめぐる問題
 コロナと保育指針(汐見稔幸)
 ウィズコロナから考える保育の質の向上(大豆生田啓友)
 コロナ禍における就学前保育の「子どもの福祉の保障」「子どもの最善の利益」(柏女霊峰)
 保育・教育行政としての課題(島田桂吾)
 ウィズコロナのなかでの公教育の役割(苫野一徳)
 子育て支援を逆戻りさせてはならない――保護者と子どものメンタルヘルスのために (大日向雅美)
 
Ⅱ アフターコロナ時代を生きる
 ウィズコロナ時代の子どもたち(熊谷晋一郎)
 コロナ・ショックを乗り越えるために(斎藤幸平)
 生身の身体で世の中に接し、意味を醸成すること(諏訪正樹)
 子どもが〈いのち〉にみえる――コロナ禍で息を潜める子どもたち(制野俊弘)


【連載】
子どもたちの情景―そばにそっといたおねえさん先生から見えたこと〈連載25〉
 給食時間のおしゃべり(ひらのゆうこ・浜田寿美男)
人との関係に問題をもつ子どもたち〈連載106〉
 幼児期の吃音臨床について(《発達臨床》研究会)
霊長類の比較発達心理学〈連載143〉
 チンパンジー研究者、母になる――ヒトの生後七歳から七歳六カ月までの発達(林 美里)
障がいのある子の保育・教育のための教養講座―実践障がい学試論【実践方法編】〈連載34〉
 方法をめぐる序説――実在の直接の視覚―盲目の琵琶法師が見たもの(佐藤 曉)
心理学をめぐる私の時代史〈連載19〉
 いま子どもたちの生きるかたち(浜田寿美男)


【発達読書室】
書籍紹介

ISBN:9784623090570
出版社:ミネルヴァ書房
判型:B5
ページ数:120ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2020年10月
発売日:2020年10月29日