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知りたい! 日本の伝統音楽 3

受けつごう! 伝統音楽の今後

監:京都市立芸術大学 日本伝統音楽研究センター

紙版

内容紹介

伝統音楽とは、その国の歴史や文化、風土のなかではぐくまれてきた音楽のことです。日本の伝統音楽は、いちばん古いもので、1300年も前から受けつがれているといいます。そんなに長いあいだ、失われることなく伝えられてきたというのは、世界でもめずらしいといわれています。また、日本の伝統音楽のなかには、能や歌舞伎といった、演劇的な舞台の伴奏音楽として、大きく発展したものもあります。それらは日本を代表する伝統芸能として、世界から注目されています。
この「知りたい! 日本の伝統音楽」シリーズは、日本の伝統音楽をさまざまな面から取りあげていきます。
この本を読んで、みなさんが日本の伝統音楽を身近なものとし、伝統音楽について興味をもち、どんどん調べていってくれることを願っています。
現代の日本では、いながらにして世界じゅうの音楽をきくことができるようになりました。日本の伝統音楽も、海外とのさまざまな交流のなかで独自の音楽がかたちづくられ、受けつがれてきました。第3巻では明治時代以降、西洋音楽到来のなかで、古典をたいせつにしながら独自の試みをおこなう伝統音楽の伝承者たちに注目。その活動を紹介します。

目次

歴史に見る日本の音楽のなりたち
明治時代の小学校の音楽と唱歌
なじみのある音階「ヨナぬき」とは?
[もっと知りたい!]現代にも見られる「ヨナぬき」音階
新たな方向をめざす日本の音楽家たち
[もっと知りたい!]子どもが楽しむための日本の音楽
西洋オーケストラと日本の楽器との新たな出会い
ジャンルにとらわれない伝統音楽の試み
津軽地方から発展した津軽三味線
オーケストラ形式の組太鼓
[もっと知りたい!]和楽器マンガの登場
伝統にこだわり、伝統をこえる
これからの伝統音楽は?
[もっと知りたい!]伝統音楽のさまざまな展開
さくいん

著者略歴

監:京都市立芸術大学 日本伝統音楽研究センター
京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター(通称:でんおん、伝音センター)
日本の伝統文化を音楽・芸能の面から総合的に研究する国内唯一の公的研究機関
2000年4月開設
伝統文化が集積する京都の立地を活かし、国内外の研究者・研究機関・演奏家等と提携し、学際的な共同研究を定期的におこなう。
研究成果は、出版物のほか、公開講座・伝音連続講座・伝音セミナーを定期的に開催し、解説や実演をまじえて市民に提供。貴重な音源・楽器・文献などの資料収集にもつとめる。所蔵資料は,図書室での閲覧提供もおこなっている

ISBN:9784623088850
出版社:ミネルヴァ書房
判型:AB
ページ数:32ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2020年04月
発売日:2020年04月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YNC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ