知りたい! 日本の伝統音楽 2
見てみよう! 日本の伝統楽器
監:京都市立芸術大学 日本伝統音楽研究センター
紙版
内容紹介
伝統音楽とは、その国の歴史や文化、風土のなかではぐくまれてきた音楽のことです。日本の伝統音楽は、いちばん古いもので、1300年も前から受けつがれているといいます。そんなに長いあいだ、失われることなく伝えられてきたというのは、世界でもめずらしいといわれています。また、日本の伝統音楽のなかには、能や歌舞伎といった、演劇的な舞台の伴奏音楽として、大きく発展したものもあります。それらは日本を代表する伝統芸能として、世界から注目されています。
この「知りたい! 日本の伝統音楽」シリーズは、日本の伝統音楽をさまざまな面から取りあげていきます。この本を読んで、みなさんが日本の伝統音楽を身近なものとし、伝統音楽について興味をもち、どんどん調べていってくれることを願っています。
本シリーズ第2巻の本書では、日本の伝統音楽に使われている楽器についてくわしく見ていきます。大むかしから日本にあった楽器をはじめ、中国大陸をへて伝えられ、長い歴史のなかで変化したり枝分かれしたりして生みだされた楽器などを、伝統音楽のジャンル別に分けて、写真とともに紹介します。
目次
日本の楽器は、種類がいろいろ
大むかしからある日本の楽器
「雅楽」で使われる楽器
[もっと知りたい!]龍の姿にたとえられる箏(こと)
「能」の舞台にかかせない楽器
歌舞伎の舞台をもりあげる楽器
[もっと知りたい!]三味線のひみつ
「琵琶」とよばれる楽器のおもしろさ
一尺八寸だから「尺八」
祭り囃子や盆おどりにかかせないのが太鼓
沖縄・奄美地方で使われる楽器
[もっと知りたい!]唱歌をうたってみよう
さくいん