知りたい! 日本の伝統音楽 1
調べよう! 日本の伝統音楽の歴史
監:京都市立芸術大学 日本伝統音楽研究センター
紙版
内容紹介
伝統音楽とは、その国の歴史や文化、風土のなかではぐくまれてきた音楽のことです。日本の伝統音楽は、いちばん古いもので、1300年も前から受けつがれているといいます。そんなに長いあいだ、失われることなく伝えられてきたというのは、世界でもめずらしいといわれています。また、日本の伝統音楽のなかには、能や歌舞伎といった、演劇的な舞台の伴奏音楽として、大きく発展したものもあります。それらは日本を代表する伝統芸能として、世界から注目されています。
この「知りたい! 日本の伝統音楽」シリーズは、日本の伝統音楽をさまざまな面から取りあげていきます。
第1巻では、現在でも、いろいろなところで、さまざまなかたちできくことができる日本の伝統音楽を取りあげ、そのはじまりから変遷をたどり、今日までの歴史を総合的に学びます。
目次
日本の伝統音楽ってどんな音楽?
日本の伝統音楽のはじまり
日本でいちばん古くから伝わる「雅楽」
「雅楽」の種類は3つ
[もっと知りたい]現代に受けつがれる古代の音楽
節のついたお経、仏教儀式音楽「声明」
源氏物語に登場する音楽の世界
日本の音楽劇といわれる「能」
音楽ジャンルをたくさん生んだ三味線
江戸時代の二大娯楽「歌舞伎」と「人形浄瑠璃」
[もっと知りたい]歌舞伎の音楽はいろいろ
生活のなかでうたいつがれてきた「民謡」
沖縄・奄美地方の芸能音楽
[もっと知りたい]アイヌ民族の伝統的な歌とおどり
さくいん