プロローグ 人間教育の教授学(ペタゴジー)を追究して(鎌田首治朗)
第Ⅰ部 人間教育の教授学の基本
第1章 学力保障と成長保障の両全とは(中山洋司)
1 氷山の学力観
2 目標づくりと授業設計
3 子どもへのかかわり
4 形成的評価を活用した授業展開と学力・成長保障
第2章 個性を伸ばすとは(老松克博)
1 個と個性
2 心の成立ち
3 個性化のプロセス
4 願わくは内なる社会福祉を
5 個性を伸ばすということ
第3章 人間教育を進めるために求められること──教科学習を介して何を培うのか(目標分析と目標構造図)(金澤孝夫)
1 子どもの資質と能力の育成をめざす価値のある深い学びとは
2 ねらいとねがいを大切にした深く学べる授業の展開
3 子どもが主体的・対話的に考え、活動できる学習指導の展開
4 指導者の授業力を向上させる
5 教科学習で価値のある深い学びを
第4章 子どもにとっての授業の意味を考える(遠藤野ゆり)
1 希望としての授業
2 授業が希望でなくなるとき
3 空気を読むことと授業
4 授業における当事者性
第5章 人間らしさのある学びが成立する教材の条件(進藤聡彦)
1 人間らしい学びと教材の関係
2 主体的な学びを保障する教材
3 二つの教育研究グループの教材
4 学習者にとって望ましい教材とは
第6章 これまでの授業改革が人間教育の教授学に示唆すること(鎌田首治朗)
1 学校と教師が活用できる価値を求めて
2 これまでの授業改革は何を示唆しているのか
3 授業改革が示唆するものと人間教育
第Ⅱ部 人間教育を具現する
第7章 学習意欲を高める授業──学び続ける子どもに(上淵 寿)
1 学習を始める契機
2 学習を方向付けること
3 学習を続けていくこと
第8章 科学的な思考力・判断力・表現力を育てる授業──自ら考え、判断し、表現する子どもの育成をめざして(角屋重樹)
1 思考力の育成と「すべ」
2 判断力の育成と「すべ」
3 表現力の育成と「すべ」
4 思考力・判断力・表現力の「すべ」を具現化する問題解決過程
5 思考力・判断力・表現力を育成する理科の事例
第9章 円滑な対人関係の基盤となるソーシャルスキルを育てる授業──人との関わりの意義(渡辺弥生)
1 社会で主体的に生きるためのソーシャルスキルの発達
2 ソーシャルスキルトレーニングとは
3 エビデンスをもとにした実際の授業案
4 感情リテラシーを重視した取り組み
5 心理教育としてのソーシャルスキルトレーニングの発展
第10章 ものづくり・生きるためのスキルを育てる授業──現代社会を生き抜くために(坂口謙一)
1 人間として尊厳を持って生きる
2 地方分権化時代の地域密着型ものづくり教育の挑戦
3 SNS世代が主導する新時代のものづくり教育とその協同性
4 “生きづらさ”に直面する工業高校生に自信と希望を育む
5 人間的教養としての批判的精神・無用のフィロソフィ
第11章 人間教育としての言葉の教育(寺井正憲)
1 人間教育として言葉の教育に求められる資質・能力
2 言語生活を基盤として養われる言葉の能力や態度
3 効果的に言語運用する能力や態度の育成
4 異質な他者と対話する能力や態度の育成
第12章 自らの身体を考える授業──身体知、健康、体力など、身体的自己とつなぐ(岡出美則)
1 教科としての体育に期待されている多様な成果
2 良質の体育の提案
3 戦術学習モデルに基づく授業の成果
4 協同学習モデルに基づく授業の成果
第13章 インクルーシブな保育や教育──一人一人がユニークな存在であることからはじめる教育(久保山茂樹)
1 日本におけるインクルーシブ教育システム
2 幼児期一人一人の発達過程に応じた教育と保育
3 学齢期子どもの教育的ニーズに応える多様な学びの場
4 共生社会の担い手を育む
エピローグ 子どもの学びを真に支援する(鎌田首治朗)
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