ミネルヴァ日本評伝選
北条義時
これ運命の縮まるべき端か
著:岡田 清一
紙版
内容紹介
北条義時(1163?1224)鎌倉幕府執権
源氏将軍が途絶えた後、実質的に権力をふるう。政治の主導権をめぐる朝廷と幕府の関係悪化から発生した承久の合戦では、幕府軍がはじめて武力で朝廷を制圧した。戦後、後鳥羽上皇ら、三上皇を配流し、その後の朝幕関係を大きく変えた。本書では時代により評価が揺れる義時の実像にせまる。
目次
序 章 変化する人物像
第一章 「北条」の大地のなかで
1 北条氏の原風景
2 伊豆国の武士たち
第二章 幕府草創のなかで
1 義時の誕生
2 頼朝のもとで
3 江間義時の誕生
第三章 変転する幕政のなかで
1 頼朝から頼家へ
2 頼家・比企氏の没落
第四章 錯綜する桎梏のなかで
1 実朝治世下の北条氏
2 「執権」職の成立と執事
3 時政、覇権への道
4 畠山重忠の滅亡
第五章 覇権への途
1 義時の立場
2 見誤る義時
3 義盛の焦り
4 和田合戦
第六章 怯える義時
1 源家将軍の断絶と後鳥羽上皇
2 華夷闘乱
第七章 彷徨う義時
1 統治者として
2 夫として、父として
3 義時の急死
4 死後の義時
終 章 翻弄される義時
主な参考文献
あとがき
北条義時略年譜
人名・事項・地名索引
ISBN:9784623086047
。出版社:ミネルヴァ書房
。判型:4-6
。ページ数:304ページ
。定価:3000円(本体)
。発行年月日:2019年04月
。発売日:2019年04月11日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB。