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日本比較政治学会年報 第18号

執政制度の比較政治学

編:日本比較政治学会

紙版

内容紹介

執政制度が抱えている現在の問題とはどのような点にあるのだろうか。その制度が「機能する/機能不全に陥る」のはどのような条件や原因が考えられるのか、また機能不全の解決方策とは何かなどについて、多角的に比較検討を行う。

目次

はじめに(岩崎正洋)
1 責任政治の挑戦(高安健将)
2 戦後日本政治はマジョリタリアン型か
  ――川人貞史『議院内閣制』をめぐる検証と日本型の「議会合理化」(野中尚人)
3 オーストラリアの執政制度
  ――労働党政権(2007-13)にみる大統領制の可能性(杉田弘也)
4 カナダ政治における執政府支配の展開
  ――ハーパー保守党政権を中心に(古地順一郎)
5 議院内閣制における政治の「大統領制化」
  ――トルコ・エルドアン体制と大統領権限の強化(岩坂将充)
6 新興民主主義国における執政府の抑制
  ――司法府と独立国家機関(岡部恭宜)
7 韓国総選挙における候補者選出方法の変化と大統領による政党統制(浅羽祐樹)
8 半大統領制と政党間競合
  ――ルーマニアとブルガリアの比較から(藤嶋 亮)
9 フランス半大統領制における家族政策の削減と再編
  ――1990年代の利益団体の抵抗と「自由選択」(千田 航)

日本比較政治学会設立趣意書
入会のお誘い

ISBN:9784623077069
出版社:ミネルヴァ書房
判型:A5
ページ数:276ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2016年06月
発売日:2016年06月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPH