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ミネルヴァ・アーカイブズ

変動の社会学

社会学的説明に関する論集

著:N・J・スメルサー
訳:橋本 真

紙版

内容紹介

大胆な社会学的説明を展開した力作、復刊

目次

序 文

 第一部 科学的な研究事業としての社会学
第一章 社会学と他の社会諸科学
  社会諸科学を説明し比較するための基準
  社会学
  経済学
  政治学
  人類学
  歴史学
  心理学
  要約と結論――社会諸科学の間の統合と共同研究

第二章 社会学の最適研究範囲
  序 論
  社会学の概念的な地位
  社会学的説明の性格
 
第三章 経済活動の比較分析の方法論
  問題点
  比較可能性の問題へのアプローチ
  比較分析のためのいくつかの研究戦略

第四章 社会学的歴史
    ――産業革命とイギリス労働者階級の家族
  構造的分化のモデル
  産業革命へのモデルの適用
  いくつかの方法論上の問題
  なぜモデルを適用するのか

第五章 集合行動の社会的次元と心理的次元
  分析の心理的水準と社会的水準
  集合行動の社会的要因――その一例
  社会学的説明のいくつかの欠点
  集合行動の心理的要因――その一例
  心理学的説明のいくつかの欠点
  総合的アプローチの諸成分
  抗議運動の社会的意義と心理的意義
  結びとしての要約

 第二部 変動の社会学的説明
第六章 近代化の理論をめざして
  序 論
  発展期における構造的分化
  分化した諸活動の統合
  分化と統合における非連続性――社会的攪乱
  政府の役割のための構造的基礎
  結 論
 
第七章 社会構造と移動と経済発展
  社会構造と関連諸概念
  社会構造と成層と社会的移動
  社会構造と移動分析
  発展と社会的移動の諸形態
  移動と発展の比較分析の研究上の問題
  地位の価値と経済成長の可能性
  移動および伝統と近代性の間の統合
  教育と経済成長
  「他人=志向性」と価値志向と経済成長
  下降運動
  結 論

第八章 社会変動の一般理論をめざして
 序 論――社会変動についての知識の評価
 Ⅰ 社会変動のための理論のための基準
  従属変数の明確化
  変動の記述
  独立変数の明確化と仮説の構成
  仮説のモデルのなかへの組織化
  均衡モデルの類型
 Ⅱ 現存の社会変動理論の再検討
  危機に直面した社会崩壊――第二次世界大戦における日本の士気
  危機に直面した社会復旧――ウスターの大旋風
  長期的社会解体――オスヴァルト・シュペングラーの理論
  長期的社会発展――分化–統合の理論
  マルクス主義理論の要素
  マリノウスキーの文化変動の概念
 Ⅲ 理論的総合をめざして
  変動理論における変数
  社会変動を分析するための均衡体系への諸変数の組織化
  変動の局面の一つの仮説的な経過
  要約の所見

ISBN:9784623074600
出版社:ミネルヴァ書房
判型:A5
ページ数:408ページ
定価:8500円(本体)
発行年月日:2015年09月
発売日:2015年09月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JHB