目次

はじめに
増訂版の出版にあたって
序　章　何が問題なのか

第１章　売りと買いとの差
　１ ゼロ・サム・ゲーム
　２ 外国貿易からの利益
　補節 国際分業の利益

第２章　大地の恵み
　１ 農業生産を中心とした財と貨幣の循環
　２ 産業間の取引と生産活動の捉え方
　補節 投入産出分析

第３章　労働の果実
　１ 分業による生産性向上からの利益
　２ 労働者から搾り取られた利潤
　３ 価値を労働で測ることの問題
　４ 資本主義経済の行きつくところ
　補節 社会主義経済計算論争

第４章　個人が感じる満足感
　１ 稀少性が生み出す価値
　２ 交換からの利益
　３ 合理的な消費の選択と市場交換
　４ 生産活動からの利益
　５ 市場の不完全性と限界
　６ 情報の非対称性
　補節 競争均衡の存在

第５章　収入に先立つ支出
　１ 大恐慌と失業の原因
　２ 投資が生み出す利潤
　３ 付加価値の生産と分配と支出
　４ 投資の変動がもたらす効果
　５ 汲めども尽きぬ「寡婦の壺」
　６ 投資の停滞と政府の役割
　７ 不安定な経済成長
　補節１ セー法則
　補節２ 貨幣とは何か

第６章　たえず生み出される変化
　１ 豊かな社会のパラドックス
　２ たえず生み出される新しい商品や技術
　３ たえず生み出される消費者の欲望
　４ たえず変化することを宿命づけられた社会
　５ 消費社会の限界

コラム
　ゼロ・サム・ゲーム
　バブルの歴史
　重商主義
　重農学派
　古典派
　見えざる手
　エンクロージャー
　自生的秩序
　限界革命
　新古典派
　機会費用
　乗数効果
　不確実性
　公平な観察者
　構造主義
　新しい経済学の潮流「行動経済学」
　資本主義のエートス
　自己調整的市場

経済学の歴史とこの本の構成
無限等比級数の和
文献ガイド
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