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入門 企業社会学

「企業と社会」への社会学的アプローチ

著:マーティン・ジョセフ
訳:松野 弘

紙版

内容紹介

社会学的視座からみる企業と社会の今後の関係

目次

日本語版への序文/謝辞/凡例

第1章 序 論
 1 本書の目的について
 2 社会学は何をする学問だろうか
 3 個人・組織より広い世界
 4 社会学は経営管理者の役に立つことができるだろうか
 5 本書を通じて学習すること

第2章 企業と社会
 1 はじめに
 2 米国企業の価値観
 3 日本企業の価値観
 4 英国企業の価値観
 5 開発途上国
 6 結 論

第3章 労働の社会的特質
 1 はじめに
 2 プロフェッション
 3 経営管理
 4 ホワイトカラー的職業
 5 筋肉労働的職業
 6 個人・集団・イデオロギー
 7 結 論

第4章 組織の社会学的洞察
 1 はじめに
 2 マックス・ウェーバーの〈理念型としての官僚制〉(‘Ideal Types’ Bureaucracy)について
 3 組織における服従関係について
 4 組織内でだれが利益を得るのだろうか
 5 だれが組織の規則をつくるのだろうか
 6 イノベーションの経営管理
 7 組織成員のニーズについて
 8 社会学者はなぜ,組織を研究し,理論化するのだろうか
 9 組織理論に対する経営管理的アプローチ
 10 組織はどのように合理的なのだろうか(社会学的見方)
 11 企業組織に関する社会学的分析の方法:二つの事例
 12 結 論

第5章 産業関係(比較論的視点)
 1 はじめに
 2 〈産業関係〉に対する経営管理的アプローチ
 3 〈産業関係〉に対する社会学的視点
 4 〈産業関係〉の悪化の原因となるような〈階級差〉は存在するのだろうか
 5 経営管理はどの程度,強力なのだろうか
 6 労働組合の特質
 7 労働組合主義の変化と経営管理
 8 産業関係〉の将来
 9 労働組合に対する社会学的視点
 10 生産性の低さの原因について
 11 産業民主主義は可能だろうか
 12 結 論

第6章 労働へのモティベーション
 1 はじめに
 2 職務充実に関する展望的考察
 3 すぐれたリーダーシップは人々の労働強化のためのモティベーションになりうるだろうか
 4 労働へのモティベーション(社会学的見方)
 5 結 論

第7章 労働と偏見――性的差別と人種的差別
 1 はじめに
 2 労働と女性
 3 人種と仕事

第8章 職業構造の変化
 1 はじめに
 2 高失業率
 3 新しいテクノロジー
 4 結 論

第9章 結 論
 1 企業社会への展望

用語解説
訳者あとがき
索  引

著者略歴

著:マーティン・ジョセフ
英国の社会学者。1932年に英国で生まれ,1998年に逝去。
訳:松野 弘
*2015年4月現在千葉商科大学人間社会学部教授/大学院政策情報学研究科教授

ISBN:9784623068005
出版社:ミネルヴァ書房
判型:A5
ページ数:348ページ
定価:3500円(本体)
発行年月日:2015年04月
発売日:2015年04月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBF