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ビジュアル調査法と社会学的想像力

編:キャロライン・ノウルズ
編:ポール・スウィートマン
監訳:後藤 範章

紙版

内容紹介

ビジュアル・メソッドと社会調査の関係とは

目次

はしがき
凡 例
献 辞
日本語版への序文
執筆者に関する覚書
謝 辞

序 論(キャロライン・ノウルズ,ポール・スウィートマン)
 イントロダクション
 ビジュアル・メソッドの系譜
 コレクションの配置
 概念的構成
 ビジュアル・メソッドの利点と限界
 結 論

目に見える証拠と取り組む(ジョン・グラディ)
 ——招待といくつかの実践的なアドバイス
 イントロダクション
 社会科学とイメージ・ワーク
 ビジュアルに精通するとは手仕事を学ぶこと
 結 論


 第Ⅰ部 自己,アイデンティティ,家庭内の空間をありありと描写する

1 私のビジュアル日記(エリザベス・チャップリン)
 イントロダクション
 私のビジュアル日記の経歴
 一般的に尋ねられるいくつかの質問
 実践上の事柄
 結 語

2 自分自身を反映する(ルース・ホリデイ)
 ビデオ日記を反映する
 スタイルを反映する
 主体を映像化する
 自己を書く,他者を書く
 流用化された自己?
 流用もしくは拡張?
 反映を共有する

3 ハウスシェア生活の空間地図——見逃された好機?
  (スー・ヒース,エリザベス・クリーバー)
 想像してみてください——2つの寸描
 1990年代のシェア生活の調査
 単なるたくさんのスナップ写真なのか?
 結 論

4 触れることのできないものを映し出す(トニー・フィンカップ)
 イントロダクション
 社会的構築物としてのモノ
 写真的実践と写真的イメージ
 要 約

5 水曜日の夜のボウリング(ダグラス・ハーパー)
  ——農村の労働者階級文化についての省察
 研 究
 状況と研究の母集団
 方 法
 テーマ
 結 論


 第Ⅱ部 都市,社会性,脱工業化をありありと描写する

6 都市の日常の出来事を調査し記述する(アラン・レイサム)
  ——日記写真・日記インタビュー法へのイントロダクション
 イントロダクション
 ブレンダ
 日記と生活経路
 写真と図解
 結 論

7 眼で聴き取る(レス・バック)
  ——都市の出会いの窓としての肖像写真術
 一握の砂
 レンズの中に話す
 生活への墓碑銘
 時間の都市

8 アムステルダムとシカゴ—ジェントリフィケーションのマクロな特徴を見る
  (チャールズ・スーシャール)
 リンカーン・パークとジェントリフィケーション——ミクロな分析
 ヨルダーンとの比較分析—マクロ的アプローチの必要性
 研究の論点
 写真を用いるドキュメンタリーに基づく分析枠組み
 クライボーン・コリダーとウェスタン・ハーバー——ビジュアルな比較
 西部の“ドク”もしくはハーバー地域——写真目録からのサンプル
 リンカーン・パーク,シカゴ・リバーとクライボーン・コリダー
  ——写真目録からのサンプル
 考察——ジェントリフィケーションという論点
 考察——都市のパターンについての写真によるドキュメント化
 謝 辞

9 視覚的なものと言語的なもの—文化変動の探究に関するイメージと議論の相互作用
  (デヴィッド・バーン,アイダン・ドイル)
 イントロダクション
 炭鉱イメージの利用可能性
 方 法
 写真とグループ
 イメージ
 グループ

10 写真を使ったリンダ・ロードの口述史
  (アナ・マリア・マウアド,アリシア・J・ルーベロール)
 規模の経済性
 調査の検討課題を展開するためのイメージの利用
 文章と写真を通して語られた対照の物語
 産業空洞化を視覚化する
 結 論

あとがき(ハワード・S・ベッカー)
 ——証拠としての写真術,説明としての写真

監訳者のことば(後藤範章)
索 引

著者略歴

監訳:後藤 範章
2023年9月現在
日本大学文理学部特任教授

ISBN:9784623063949
出版社:ミネルヴァ書房
判型:A5
ページ数:336ページ
定価:3400円(本体)
発行年月日:2012年10月
発売日:2012年10月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JHB