刑法と戦争
戦時治安法制のつくり方
著:内田 博文
紙版
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内容紹介
今は昭和3年に似ている。満州事変の3年前、議会制の下で治安維持法が改正され、以後、普通の人々にも猛威をふるった。日本は戦争へと突き進んだが、この時点では引き返す選択もあった。本書は、刑法学者が歴史を分析し、法の概念を解説し、平成版・戦時体制を読み解く。戦時体制をつくるためには戦時治安法・秘密保護法・国家総動員法・軍機法制等が必要であり、第二次世界大戦での非人間的な行為の多くも、法令の下で行われていた。「量の民主主義」(多数決)のもたらす「悪法」といかに闘うか。「質の民主主義」をどう立ち上げるのか。今なら引き返せる希望と共に。
ISBN:9784622079576
。出版社:みすず書房
。判型:4-6
。ページ数:456ページ
。定価:4600円(本体)
。発行年月日:2015年12月
。発売日:2015年12月10日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LNF。