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森のなかのスタジアム

新国立競技場暴走を考える

著:森 まゆみ

紙版

内容紹介

2011年ラグビー議連の決議に始まり、デザイン・コンクールでのザハ・ハディド案決定、今日に至るまで、あまりに杜撰な経済、建築、環境、景観、住民問題など、国民の多くの反対にもかかわらず突き進んだ新国立競技場建設。安倍首相による白紙撤回以後も事態はまったく見えていない。事の始まりから現在、そして未来まで、この暴挙の全貌と何が大切かを、この問題を最も知る著者が描く。関連年表はじめ資料も収録。

目次

新国立競技場をここに建てていいのか/神宮外苑を歩く/長い長い二〇一三年十一月二十五日/気持ちよく、いつまでもここにいたい景観とは?/後追いの規制緩和、近隣住民の不安/ホワイト・エレファント――使われない厄介者にしないために/移転させられる人たち/語り出したスポーツ関係者/どうやって規制を外したのか?/環境アセスと久米設計の改修案をめぐって/基本設計発表 反対のメッセージ/環境問題、とくにヒートアイランド/入札不調と都の所有地/自民党無駄撲滅プロジェクトチーム/キラキラ外苑ウォーク/私たちも驚いた白紙撤回――あとがきに代えて/参考文献/資料篇

ISBN:9784622079491
出版社:みすず書房
判型:4-6
ページ数:288ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2015年09月
発売日:2015年09月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TQS