放送大学教材
色を探究する〔新訂〕
新訂
著:佐藤 仁美
著:二河 成男
紙版
内容紹介
人は視覚的生き物とも言われている。視覚要素の代表の一つとして「色」がある。私たちは、色を通して、様々な表現をし、また、さまざまな影響を受けている。ヒトの言葉には、感情や状態を表す色を用いた言葉も少なくない。「色」というものに、文化的・物理的・生物的・精神的・芸術的・心理的視点など多角度からアプローチし、色の持つ意味を解き明かしていき、最終的に、私たちが住み心地・生き心地をよくする色の活用に結び付けていきたい。
目次
1.色の世界へのいざない 2.言語文化の中の色-色を表現する言葉- 3.歴史文化の中の色-意味付けられた色- 4.見える~見えない~見せる~見せない色-色をめぐる物語- 5.見える色・見えない色1-光と色- 6.見える色・見えない色2-石と色- 7.見せる色・見せない色1-動物と色- 8.見せる色・見せない色2-花と色- 9.表現された色・纏う色-赤を染める天然物の色彩- 10.近代の美術と色彩1-画家たちが見出した色彩- 11.近代の美術と色彩2-近現代美術と色材- 12.表現された色・とらえる色-こころと色- 13.環境を構成する色1-建築と色彩- 14.環境を構成する色2-景観と色彩- 15.色と生きる