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扶桑社ミステリー

氷原のハデス(下)

著:ヨン・コーレ・ラーケ
訳:遠藤 宏昭

紙版

内容紹介

大型映像化企画進行中
北極を巡る謀略と死闘!

・閉所恐怖症のようなスリラー!
……アフテン・ポステン紙
・驚くべき真相に向かって、ラーケはただひたすらサスペンスを持続させる
……スタヴァンゲル・アフテンブラード紙

トラウマを抱えた狙撃手が
最後に射抜くものとは──

〈アイス・ドラゴン〉の研究者を惨殺した犯人はまだ近くにいる──そう確信したアナは、犯人を見つけ出す決意を固め、捜索を開始すると、ある棟でジャッキーと名乗る生存者にでくわした。就寝中に襲われたと話すジャッキーに疑いの目を向けた矢先、もうひとりの隊員・マルコが基地に帰ってくる。どちらかが犯人に違いないとふたりを訊問するアナだったが、証言から〈アイス・ドラゴン〉の隠された目的が明らかになると、北極を巡る中国、アメリカ、ロシアを巻き込んだ国際謀略の影がちらつきだし、事態は思わぬ方向へと転がりはじめる……ノルウェーの気鋭が贈る極寒のミステリー・スリラー登場!

著者略歴

著:ヨン・コーレ・ラーケ
ヨン・コーレ・ラーケ
ノルウェーを代表する映画脚本家。代表作である『THE WAVE/ザ・ウェイブ』(2016年本邦公開)は第88回アカデミー賞外国語映画賞のノルウェー代表に選出され、またその続編である『THE QUAKE/ザ・クエイク』(2018年)も世界で話題を呼んだ。
2019年に『氷原のハデス』を発表し小説家デビュー。15カ国以上で翻訳され映像化が決定するなど、高い評価を受けており、2022年には〈アナ・アウネ〉シリーズの第二作The Deepが上梓されている。
訳:遠藤 宏昭
遠藤宏昭
1952年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒、ブリティッシュ・コロンビア大学大学院修士修了。専攻は言語教育。
訳書に、ギビンズ『アトランティスを探せ』、スパロウ『真冬の牙』、ロリンズ『アイス・ハント』『アマゾニア』『暗黒結晶』など(以上、扶桑社ミステリー)、ライアル『誇りは永遠に』(早川書房)など。

ISBN:9784594093082
出版社:扶桑社
判型:文庫
ページ数:280ページ
定価:1050円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年03月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB