扶桑社ミステリー
アリス連続殺人
著:ギジェルモ・マルティネス
著:和泉圭亮
紙版
内容紹介
『オックスフォード連続殺人』に続く
アルゼンチン発の傑作本格ミステリー
碩学の名探偵セルダム教授、再臨。
ルイス・キャロルの喪われた日記をめぐる
奇怪きわまる死の連鎖の謎に挑む!
スペイン最高の文学賞、ナダール賞を受賞。
「私」はアルゼンチンから来たオックスフォ
ード大学の給費留学生。2年目の課題とし
て筆跡に関するプログラムの開発に取り組
むなか、旧知の数学者セルダム教授から秘
密の依頼を受ける。ルイス・キャロルの喪
われた日記にまつわる、新出の書類の筆跡
鑑定をしてくれというのだ。ルイス・キャ
ロル同胞団内部に蠢く不穏な空気を破って
やがて幕を開ける悲劇。アリスと数理数列
に彩られた知の迷宮に挑むセルダムの叡智
が見出した真実とは。アルゼンチン発、本
格ミステリーの新地平!(解説・三門優祐)
目次
◆奇妙奇天烈な極上の「謎解きミステリ」。
本作に盛りに盛られた数々の要素は、まさに英国の黄金時代ミステリを彷彿とさせてくれる。しかし、作者はそれを見事に統御し、複雑怪奇な謎、丁寧な伏線呈示と回収、そして意外ながらしっかり論理的な解決の物語を作り上げた。たとえすれっからしのマニアであっても、その腕の冴えに満足し、結末では「ひぇーっ!」と叫び声をあげてしまうこと間違いなしである。――三門 優祐(ミステリ評論家)解説より
ISBN:9784594092412
。出版社:扶桑社
。判型:文庫
。ページ数:424ページ
。定価:1400円(本体)
。発行年月日:2023年09月
。発売日:2023年09月27日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB。