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扶桑社文庫

徳川家の家紋はなぜ三つ葉葵なのか 家康のあっぱれな植物知識

著:稲垣栄洋

紙版

内容紹介

西欧の紋章はドラゴンや薔薇など華美で勇壮なのに
日本の武将の家紋は雑草ばかり!?

お城に松の木が植えられているのは、
じつは松の皮は食べられるから。
加藤清正が築いた熊本城も至るところに籠城に備えた
救荒食が隠されている。
織田信長は伊吹山に薬草園を開き、徳川家康は
薬草マニアとしても有名だ。
そんな植物知識の豊富な武将たちが、家紋として選んだのが、オモダカやアオイなどの雑草だった。
戦国から江戸時代、人々は身分を超えて皆、植物を愛でていた。
大名の素晴らしい大庭園、市井の人が路地裏で育てる鉢植えの種類の多さには、江戸を訪れたヨーロッパ人も驚いている。
本書では戦国~江戸時代、植物を愛した武士たちの優れた知恵と技術を紹介する。

著者略歴

著:稲垣栄洋
1968年静岡市生まれ。岡山大学大学院修了。専門は雑草生態学。農学博士。自称、みちくさ研究家。農林水産省、静岡県農林技術研究所などを経て、現在、静岡大学大学院教授。著書にベストセラーとなった『生きものの死にざま』(草思社)ほか、『大事なことは植物が教えてくれる』(マガジンハウス)、『面白くて眠れなくなる植物学』 (PHP文庫)、『はずれ者が進化を作る』、『雑草はなぜそこに生えているのか』(ともにちくまプリマー新書)など多数。

ISBN:9784594090609
出版社:扶桑社
判型:文庫
ページ数:232ページ
定価:800円(本体)
発行年月日:2022年04月
発売日:2022年04月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PST