出版社を探す

扶桑社ミステリー

ビーフ巡査部長のための事件

著:レオ・ブルース
訳:小林 晋

紙版

内容紹介

『三人の名探偵のための事件』『死の扉』の
英国黄金期本格の巨匠、待望の第6長篇登場。

「動機なき芸術殺人」の謎に名探偵ビーフが挑む!

森で発見された死体と、1年前の殺人計画手記。
錯綜する証拠から導かれる意想外の真相とは?


ケント州の「死者の森」で、頭部を銃で撃
たれた死体が発見される。地元警察が自殺
として処理するつもりだと考えた被害者の
妹は、警察を退職して私立探偵を始めたビ
ーフに事件の再調査を依頼する。一方、そ
の一年前、ウェリントン・チックルは一冊
の日誌を書き始めた。「私は殺人を実行する
決心をした。……そして、ここが肝要な点
なのだが、――私には動機がないのだ」
『野獣死すべし』ばりの構成の妙とフェア
プレイの精神で読者を魅了する、英国本格
の精華がここに登場!(解説・三門優佑)


著者略歴

著:レオ・ブルース
Leo Bruce レオ・ブルース 1903年、ケント州イーデンブリッジ生まれ。本名ルーパート・クロフト-クック。さまざまな著作活動を行いながら、ブルース名義で1936年に最初の本格ミステリー『三人の名探偵のための事件』(扶桑社ミステリー)を発表。ビーフ巡査部長を探偵役とする長篇を8作刊行したのち、『死の扉』(創元推理文庫)で新たな探偵キャロラス・ディーンを登場させる。その後計23作のディーン・シリーズを遺し、1979年死去。 〈扶桑社ミステリーのレオ・ブルース作品〉 『三人の名探偵のための事件』 『ミンコット荘に死す』 『ハイキャッスル屋敷の死』

ISBN:9784594087128
出版社:扶桑社
判型:文庫
ページ数:335ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2021年02月
発売日:2021年02月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB