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世界史は99%、経済でつくられる

著:宇山 卓栄

紙版

内容紹介

国家はインフレで借金を踏み倒す? 金利低下は終わりのはじまり? 
経済から世界史を眺めると、混迷する日本や世界経済の“行く末”が見えてくる!

“バブル”“金融政策”“不採算部門のカット”“マーケットのコントロール”など、
元予備校の人気世界史講師が、ビジネスパーソンにとって身近な用語も使いながら、
歴史を「カネ=富」の観点から捉えた、実践的な世界史の通史。

知っておきたい「歴史」の流れがクリアに理解できる、ビジネスにも役立つ世界史の必読書。

[古代]
◎なぜ、ギリシアのような辺境の貧村が世界帝国となったのか?
◎ローマの台頭、繁栄、衰亡の三段階、その力学構造とは?
◎漢王朝の経済論争、国家は市場に関与すべきか?
[中世]
◎銀行業で華々しく成功する事業家一族、利子禁止をどのように回避したのか?
◎唐王朝、宋王朝はマーケットをどのようにコントロールしたのか?
◎一体化する世界、元王朝や明王朝はグローバリズムにどのように向き合ったのか?
◎アジア、アフリカ、ヨーロッパを支配したイスラム、その力の源泉とは?
[近世]
◎ヴェネツィアではなく、ジェノヴァが新しい時代をつくることになったのはなぜか?
◎ポルトガルの香辛料貿易の利益、スペインの新大陸産の金銀はどこへ消えたのか?
◎なぜ、小国オランダは世界の覇権を握ることができたのか?
◎オスマン帝国が形成したグローバル・リンケージ・システムとは何か?
◎なぜ、辺境の異民族が中国を260年間、支配し続けることができたのか?
[近代]
◎急激な経済上昇はなぜ発生し、また、なぜ、それは欧米や日本に拡がったのか?
◎イギリスは莫大な利益をどこから稼いでいたのか?
◎覇権国家イギリスは財政危機をどのように乗り切ったのか?
◎財政危機の救済に悪用されるリフレ政策、その功罪とは?
◎なぜ、中国やイスラムでは近代化が起こらなかったのか?
[現代]
◎新しい資本主義の局面を、イギリスではなく、ドイツがつくり上げていくのはなぜか?
◎不況の時に有効なのは財政政策か金融政策か?
◎戦争は回避不可能、戦争に突入しなければならない必然性とは何か?
◎日本軍のファイナンスはどのように失敗したのか?
◎なぜ、アメリカ国民は軍拡の負担を受け入れたのか?

著者略歴

著:宇山 卓栄
宇山卓栄(うやま・たくえい)1975年、大阪生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。著作家。個人投資家。テレビ、ラジオ、雑誌など各メディアで活躍、時事問題を歴史の視点でわかりやすく解説。おもな著書に、『世界一おもしろい 世界史の授業』(KADOKAWA)、『イラスト図解 世界史』(学研教育出版)、『日本の今の問題は、すでに{世界史}が解決している。』(学研教育出版)、『経済を読み解くための宗教史』(KADOKAWA)、『世界史で学べ! 間違いだらけの民主主義』(かんき出版)などがある。

ISBN:9784594075866
出版社:扶桑社
判型:4-6
ページ数:255ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2016年10月
発売日:2016年10月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCZ