Teen's Best Selections 41
あたしの、ボケのお姫様。
著:令丈 ヒロ子
紙版
内容紹介
水口まどかは中学2年生。小学生のときにお笑いコンビを組んでいたキエ蔵と、方向性の違いからケンカ別れし、相方を探していたところに転校生がやってきた。「ちか るりり」というトンでもない名前、昭和のアイドルみたいなとんちんかんなファッション、すっとぼけたあいさつ、このコはいける…! まどかはるりりをスカウトする。新コンビは順調に思えたが──。真剣で、繊細で、悩みが多い二人の、明るくて力強い青春ストーリー!
「あの子のような気がする」
そこにいるだけでおもしろくって、ピッカピカに光ってる、あたしのお姫様。
ボケの素敵な、笑いのお姫様。
★ライバルキエ蔵
「ボケのお姫様か。そらおもしろそうやな。そやけど、うまれついてのお姫様やったら、取り扱い注意やで。こわれものみたいに大事にしたらなな」
★るりりの爆発
「無理してたよ! だってるりり、るりりのなにがおもしろいんか、ぜんぜんわからへんねんもん!」
★まどかの情熱
「あんたがお笑いをどう思おうが、そんなことは関係ないねん。あんたは、ほんまにおもろいんや。そんな子はめったにおれへん」