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キャッチ!

JR福知山線脱線事故がわたしに教えてくれたこと

著:岡崎 愛子

紙版

内容紹介

一、事故のせいにしない
一、あきらめるのは一番最後
一、未来は自分で取りにいく

JR福知山線脱線事故で重傷を負った著者が
自分らしく生きると決めて走り続けた10年を綴った
感動のノンフィクション!

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岡崎愛子(おかざき・あいこ)
1986年、大阪府生まれ。
2005年、19歳の時に同志社大学に通学中、JR福知山線脱線事故に巻き込まれる。
1両目に乗車し、奇跡的に助かったものの、頸髄を損傷する大怪我。
首から下に麻痺が残り、車椅子ユーザーとなる。
被害者最長の377日間の入院の後、復学。
2008年、ソニー株式会社に入社し、社員のキャリア形成、人材育成全般に携わる。
支えとなってくれた犬に恩返しがしたいとの想いから、2014年2月に同社を退社。
人と犬が生涯のパートナーとして楽しく暮らせる関係作りをサポートするため、
ドッグトレーニングを学び、起業する。
現在は、人と犬の生活環境を変えて、問題行動を解決する専門家として活動中。

目次

はじめに

第1章  小さな一歩、大きな自信

スタートライン
誰にも負けたくない
人生を変えた犬との出会い
生きるってシンプルなこと
初めてのわたしの犬
好きなことに没頭した日々

第2章 あの日起こったこと

9時18分
穏やかな青い空と人のつながり
人生は死ぬ時に決まる
家族、友人という大きな存在
当たり前の日常がなくなった日々
地獄から天国へ

第3章 「できる」を見る

食べられることに感謝
2度目の死にかけ
初めて知った事故の状況
動かない体に涙した孤独な夜
自分勝手な勘違いから抜け出させてくれた言葉
生きることにこだわってみる
「できない」から「できる」に変える
心にも水が必要
あきらめから入るリハビリの現状
わたしが見た入院患者たち
最後に頼るところは人

第4章 未来をあきらめない

新たな生活のための準備
待ちわびた日
ここからはじまり
「障がい者」「JR福知山線脱線事故被害者」であること
自由にならないもどかしさと葛藤
生きづらい、でも社会に出たい
未来は自分でつかみ取るもの
生きる力をつけるために環境を変える
もう一度、歩く

第5章 自由を選ぶ覚悟

いざ、東京へ
介護という名の制限
なんとかなるはどうにもならない
原点に戻って
働くって難しい
障がいを理由にしない

第6章 自分の限界を決めない

将来への危機感
やりたいことに力を入れる
いいことばかりじゃない
「できない」思い込みを外す
まず、やってみる
これからの未来
事故について今思うこと
人生は欲張ったもの勝ち
感謝できる喜び

おわりに

ISBN:9784591144534
出版社:ポプラ社
判型:4-6
ページ数:238ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2015年04月
発売日:2015年04月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNP
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ