頭脳(あたま)の散歩 デジタル教科書はいらない
著:田中 眞紀子
著:外山 滋比古
紙版
内容紹介
田中眞紀子(たなかまきこ) 衆議院議員。科学技術庁長官、外務大臣などを歴任。現在、衆議院文部科学委員会委員長。
外山滋比古(とやましげひこ) お茶の水女子大学名誉教授。1923年愛知県生まれ。幼児教育の重要性を提唱。著書に『思考の整理学』など多数。
1億総デジタル化への警鐘
緊急出版! 活字を読む、書くことの大切さとは?
政治と教育のプロフェッショナルが語り合う「未来への対談」
本を読むことがいかに大切か、人はなぜ本を読まなくてはならないのか。十分な議論なく教科書の電子化が進んでいる危惧、幼児教育の重要性、言語を共有することの大切さ等を両氏が語り合う。
目次
1 言葉の力、読書の力
忘却が頭を整頓する 音読が培う知力 「言葉」には奥深い文化が潜む 「理解できない言葉」への挑戦「へんてこことば」は誰が作ったか?
外国語教育信仰に物申す 情緒と論理のバランスが大事 経験が形作る、美しい結晶 電子教科書への警鐘 デジタル情報からは本当の知性は生まれない
2 人はなぜ本を読まなくてはならないのか?
読書が人生と知の扉を開く 本質に迫るための「たとえ」 デジタル教科書で思考は鍛えられるか? 思索型人間の共通項 五体の散歩は頭脳の散歩 速い世の中でも欠かせない「考えること」 愛想の悪い本に出会いなさい! 人生前半と後半の読書の違い
3 未来への志
視点の違いが知性を成長させる 日本人に必要な演劇的な発想 十人十色が世界を豊かにする デジタル教科書は人と人とを隔てる アナログな学びが地頭を鍛える 知識メタボリック症候群におちいらないために 知識の先にある知恵への道のり 自分自身に問いかけることの大切さ 家庭が想像力を生み、未来への志となる