この国で産むということ
著:野田 聖子
著:根津 八紘
紙版
内容紹介
少子化が進む一方で、年間3万人を超える人が自ら命を絶つ日本。
女性と子どもの問題を問い続け、海外での卵子提供を受けた政治家と
患者のために代理出産を選んだ医師が、
自らの人生と信念、日本の未来について語る。
野田聖子
「危機的状況であると言いつつ、私はこの国の可能性も感じています(…)
「今まで何もやってこなかった」というのは、裏をかえせば、
あらん限りのことをやれる余地があるということですから」
根津八紘
「私がしてきたことは、さまざまなバッシングを受けました(…)
倫理とは、神とは、医師のあり方とは(…)
嵐のようなバッシングのなかで悩み考え続けました」
★なぜ野田議員は海外での卵子提供を決意したのか
★根津医師が代理出産を行う理由とは?
★巻末には二人の特別対談を収録!
目次
はじめに 野田聖子
Ⅰ 声なき者の声に、耳をかたむける 野田聖子
少子化は女・子どもの問題ではない
あれから六年。不妊治療、私の場合
女性と子どもの立場に立つ政治家に
産みたい人が産める社会に
子どもは社会の宝
Ⅱ それでもあえて「患者さんのために」 根津八紘
代理出産と生殖医療
いのちをめぐる医療と法
私が行なってきた問題提起
患者さんの立場に立つ医師に
安心して産み育てられる社会のために
Ⅲ 対談 少子化は女性の密やかなストライキ
おわりに 根津八紘
読者の方へ 野田聖子