悪の謎に挑む
著:L.モロー
訳:河野 徹
内容紹介
『タイム』誌を代表するジャーナリストが,アウシュヴィッツ,ヒロシマから9・11,さらには少年犯罪や心の内なる悪までを考察し分析しつつ未来への希望をも語る。
目次
序 章 1
1 悪のグローバル化 18
2 ユーモアと縁続き 25
3 世界をへめぐる暗流 31
4 なぜ悪は行われるのか 41
5 隠者の話 47
6 破局を通じての教育 54
7 悪の枢軸 58
8 サラエボ──目には目を、歯には歯を、の掟 67
9 ライフル銃兵のディレンマ 90
10 ウェンディーズ事件の殺人犯はジャン・ヴァルジャンか 110
11 脳に侵入した蛮族 117
12 宇宙空間に斧を浮かべたら 124
13 子どもが悪とどうかかわるというのか 139
14 ゴネリルとリーガンの勝利 153
15 汝もまた (Tu Quoque) 163
16 郵便受けのなかのがらがら蛇 176
17 許容される悪 182
18 みずから選んだ政権について責任を負うこと 191
19 職場での悪意 198
20 文学の慰め 203
21 われわれと彼ら 213
22 顔にひそむ秘密 218
23 怪物どものリゾート 226
24 サド、コバーンと悪の愉しみ 242
25 食道楽とサルの脳 252
26 沈黙の限界 263
27 目的論的証明 275
28 どの悪も、物語である 280
29 『わが闘争』の教訓 286
30 ナクトウェイがみたもの 292
31 なぜ浄化を求めるか 297
32 キツネ勢の意気消沈 305
33 チェルニアコフの選択 310
34 希 望 315
訳者あとがき 325
索 引 巻末(1)
ISBN:9784588622052
。出版社:法政大学出版局
。判型:4-6
。ページ数:350ページ
。定価:3300円(本体)
。発行年月日:2006年02月
。発売日:2006年02月01日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDX。