サピエンティア 42
洋服を着る近代
帝国の思惑と民族の選択
著:ロバート・ロス
訳:平田 雅博
紙版
内容紹介
西洋列強は版図を拡大するにあたり、現地民の裸体を野蛮とみなし、「文化」を押しつけた。被植民者がそれをどう受け止めたのかは、装いを見れば一目瞭然だった。自分とは何者か、アイデンティティを表明する道具でもある衣服の歴史をたどり、多様だった世界の人々の服装がどのように画一化されていったのかを考察する。なぜ世界中の男性はみなスーツを着るようになったのか。
目次
謝辞
第1章 序論
第2章 衣服の規制
第3章 旧世界の衣服改革
第4章 最初の植民地主義
第5章 衣服の製造、保管、流通
第6章 ヨーロッパの輸出
第7章 正しき心でお召し替え──キリスト教の布教と衣服
第8章 身体の再編、精神の改革
第9章 植民地ナショナリズムの衣服
第10章 衣服の解放
第11章 衣服の受容と拒否
第12章 結論
訳者あとがき
索引
ISBN:9784588603426
。出版社:法政大学出版局
。判型:4-6
。ページ数:326ページ
。価格:3600円(本体)
。発行年月日:2016年02月
。発売日:2016年02月08日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC。