比較経済研究所研究シリーズ 24
アイルランドの経験
植民・ナショナリズム・脱国民国家
編:法政大学比較経済研究所
編:後藤 浩子
紙版
内容紹介
ヨーロッパの周辺に位置づけられたアイルランドは、9世紀以降、その時々の中心勢力が押し寄せる場となってきた。ブリテン帝国の形成過程での植民、連合王国への組み込み、そこからの離脱と脱植民地化というその歴史は、まさに〈ネイション・ステイト〉との格闘でもあった。本書は中世から現代に至るアイルランドの経験を、歴史学、社会科学、文学などさまざまな分野から論じる。