伊勢と仏とキリストと
日本の宗教を世界の目で見れば
著:坂井 洲二
紙版
内容紹介
キリスト教会で結婚式を挙げ、子供が生まれれば神社に初参りし、死ねば仏僧の読経であの世に旅立つ。日本人にとって違和感のないこのような習慣も、世界の中では異例である。それはなぜなのか。さまざまな宗教の経典を読み解き、その成り立ちをわかりやすく説きつつ、一神教と多神教の違いを通して、宗教紛争の根源、日本人の宗教観の特質までを明らかにする。著者独自の比較民俗学的宗教論。〔宗教・民俗/日本人論〕
目次
はじめに
多神教に争いはないのか
神々を統制する
教典を暗誦させる
神々の誕生
伊勢神宮が脚光を浴びる
仏たちがやって来た
釈迦は東洋人ではない
ショーペンハウアー
日本の仏典を読む
ドイツ語の仏典を読む
インド・ヨーロッパ語族の特徴 I
インド・ヨーロッパ語族の特徴 II
インド・ヨーロッパ語族の特徴 III
日本の仏教は宗派仏教 I
日本の仏教は宗派仏教 II
一神教の条件
ユダヤ教も多神教であった
一神教に変化する過程
十戒は社会生活の規範
無抵抗主義を説くキリスト
異邦人にも布教する
キリスト教が多神教になる
キリスト教が日本へやって来た
布教の方針
キリスト教が根を下ろす I
キリスト教が根を下ろす II
カテキズム
キリスト教弾圧 I
キリスト教弾圧 II
キリスト教弾圧 III
おわりに
主要参考文献
ISBN:9784588276347
。出版社:法政大学出版局
。判型:4-6
。ページ数:286ページ
。定価:3200円(本体)
。発行年月日:2011年02月
。発売日:2011年02月21日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRAX。